月兎舎 発行人 吉川和之

202007091323 1 - 月兎舎 発行人 吉川和之 最新ニュース

長年勤めた出版社を自主リストラ30代半ばで熊野古道を歩く
奥田 まずは20周年おめでとうございます。僕は何年も前からこの『NAGI』を定期購読していて、捨てられない雑誌ですね。
吉川 ありがとうございます。
奥田 それが今年の春号が届いたら、表紙に創刊20周年記念号とある。吉川さんが20年を振り返るページを読んでいたらどうしても話を聴きたくなりまして、今日うかがった次第です。
吉川 わざわざ伊勢までお運びいただいて恐縮です。
奥田 まずは会社の名前からうかがってもいいですか。月に兎と書いて月兎舎。読みは“げっとしゃ”ですよね。
吉川 読みはそうなんですが、法人ではなくて個人、いわゆる吉川商店なんです。
奥田 え? 会社組織じゃないんですか。
吉川 はい。『NAGI』を出版する時に、出版社名がないと本屋さんが困るよねということでつけました。
奥田 吉川さんのところは、個人で書店やクライアントと取引されているんですか。
吉川 はい。特に支障なくやってこられたので、法人化に至りませんでした。今も税理士も入れずに取材・編集・制作・販売から確定申告まで手がけています。
奥田 そうでしたか。伊勢だからできたんでしょうかね。ちょっとご自身のことをうかがわせてください。お生まれは?
吉川 伊勢市内です。大湊という伊勢湾岸の港町に保育園から高校までいて、愛知県の大学に進学しました。
奥田 学部はどちら?
吉川 法経学部です。実は文学部志望だったんですが、受かったのがそこだけだったので(苦笑)。で、卒業後はまた伊勢に戻って印刷所に入社しました。
奥田 名古屋とか東京で働こうとは思わなかったんですか。
吉川 実は東京の印刷会社からも内定をもらっていたんですが、東京で何かを成すという大それた気持ちが全然なくて。親元にいれば生活費がかからな

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